秋田で吹き抜けのある注文住宅を建てよう!相場や吹き抜けのメリット・デメリットを紹介
2024/01/25
吹き抜けは広々とした開放感と明るさをもたらし、家族のコミュニケーションを促進するなど、多くのメリットがあります。建築費用は吹き抜けの大きさや業者によって異なり、50万円から250万円ほどが相場です。一方で高所作業が必要となるメンテナンスや、冷暖房効率の悪化によるエネルギーコスト上昇も考慮する必要があります。
吹抜のある住宅の費用相場とメンテナンス
実際より空間が広く感じられ、開放感のある吹き抜けのある住宅に魅力や憧れを感じている方も多くいらっしゃることでしょう。しかし、さまざまな要因によって異なってきますが、吹き抜けのある住宅は建築費用がやや高額となってしまう可能性があります。
◇吹き抜けの費用相場
吹き抜けは50万円から250万円ほどが費用の相場とされています。しかし、吹き抜けの大きさなど、さまざまな要因により費用は大きく異なってくるため、こちらの金額はあくまでも目安です。
その一方で、業者によっては吹き抜けにしてもしなくても建築費用が変わらないといったところもあります。そのため、吹き抜けを検討する場合は注文住宅の新築を依頼する業者に確認を行ったり、見積もりを依頼したりするとよいでしょう。
◇吹き抜けのメンテナンス方法
安全性や美しさを保つためにも、吹き抜けのメンテナンスは非常に大切です。吹き抜けのメンテナンス方法として、壁や照明器具などに付着したほこりを拭き取る、窓を拭くなどが挙げられます。
一般的に吹き抜けのメンテナンスは高所での作業となるため、細心の注意が必要です。吹き抜けのメンテナンスは自身や家族だけで簡単に行えますが、必要に応じて掃除のプロにメンテナンスを依頼しましょう。
吹き抜けのある住宅を建てるメリット
吹き抜けは実際より空間が広く感じられるという利点だけではなく、さまざまなメリットがあります。例えば、開放感がある、室内が明るくなる、家族間のコミュニケーションがとりやすいなどが挙げられます。
◇開放感がある
一般的に吹き抜けのある住宅は天井までの高さが3.5~5mほどあるため、実際より空間が広く感じられ、開放感が生まれます。これにより、一緒に暮らす家族の存在による狭苦しさを感じず、広々とした快適な居住空間を楽しむことができます。
また、高い天井と大きな窓からは自然光がたっぷりと入り込むため、天気のよい日は室内に明るい優しい光が差し込みます。明るい室内環境は心地よさを感じられるため、視覚的な快適さをも高められます。
◇日光を取り入れることで室内が明るくなる
吹き抜けのある住宅は吹き抜けのない住宅と比較すると、天井までの高さが1~3mほど高いため、高い天井と大きな窓から多くの日光を取り入れられます。これにより、天気のよい日は照明を使用せずに明るい室内環境を維持できます。また、高い天井や大きな窓から差し込む自然光を活用することにより照明を使用する頻度が減少するため、電力およびエネルギーコストの削減につながります。
◇上下階が繋がり、家族間のコミュニケーションがとりやすい
吹き抜けのある住宅は上の階と下の階が繋がっているため、家族間のコミュニケーションがとりやすくなります。
さらに、吹き抜けのある住宅はキッチン、リビングルーム、ダイニングエリアなどが一体化したオープンコンセプトのデザインが採用されていることが多いため、家族間のコミュニケーションが促進されやすいレイアウトです。
吹き抜けのある家は家族間のコミュニケーションや結束を大切にする方たちにとって、非常に魅力的な間取りのひとつです。
吹き抜けのある住宅を建てるデメリットとは?
さまざまな魅力を併せ持つ吹き抜けのある住宅ですが、デメリットも存在します。例えば、冷暖房が効きづらい、メンテナンスが困難、家中に音やにおいが充満されるなどが挙げられます。
◇冷暖房の効きが悪くなる
吹き抜けのある住宅は天井が高いため冷暖房の効きが悪くなるおそれがあります。これにより多くのエネルギーが必要となり、冷暖房にかかるコストが増加する傾向があります。
秋田県などの寒冷地で吹き抜けのある注文住宅を検討する場合は、冬季の寒さを考慮しておく必要があります。
◇メンテナンスが大変
吹き抜けのある住宅は天井が高いため、メンテナンスに手間がかかります。例えば、照明器具やシーリングファンのメンテナンスが必要となった場合、梯子を使用し、自ら高所で作業を行わなければなりません。
住宅の安全性や美しさを保つためには、ほこりを拭き取ったり、窓を拭いたりといった定期的なメンテナンスが必要です。
◇音やにおいが家中に広がってしまう
吹き抜けのある住宅は上の階と下の階を隔てる壁をなくし、上下階を繋げているため、一緒に暮らす家族の生活音や食べ物のにおいが家中に広がってしまうおそれがあります。吹き抜けのある住宅は家族間のコミュニケーションがとりやすい点でメリットがある一方、ライフスタイルの異なる家族と一緒に生活していたり、大きな声で会話していたりするとそれらの生活音がストレスになる場合があります。
吹き抜けの家の施工事例を紹介!
施工例①
階段上部が吹き抜けとなっており、開放感のある仕様になっています。階段側には窓があるため、日中は明るい光が差し込むのも特徴です。
施工例②
画像出典:むつみワールド
吹き抜けをリビングに設けることで、一気に明るくなる素敵な住まいです。ホワイトを基調とした空間全体が相まって、一層広くて明るい印象を醸し出しています。
施工例③
画像出典:マスターピース
スケルトン階段と吹き抜けを組み込んだ、広々としたLDKです。隣の部屋はダーツルームになっており、リビングとは引き戸で仕切ることができます。
吹き抜けのある住宅は広々とした開放感があり、家族のコミュニケーションや明るい室内環境が魅力です。しかし、建築費用は吹き抜けの大きさや業者によって異なり、注意が必要です。費用相場は50万円から250万円ほどで、吹き抜けを検討する際には建築業者に確認が必要です。
吹き抜けのメンテナンスは重要で、高所作業が必要なため注意が必要です。天井や照明器具のほこりを拭き取り、窓を拭くなどの手入れが必要です。また、吹き抜けのメリットとして明るい室内環境を保つ一方で、冷暖房の効きが悪くなりがちで、冬季のエネルギーコストが上昇する可能性があります。冷暖房の面で吹き抜けのデメリットを考慮し、寒冷地での住宅計画に慎重に取り組むことが重要です。
さらに、吹き抜けのある住宅は上下階が繋がり、家族の生活音やにおいが広がることがあります。家族構成やライフスタイルに合わせて検討し、メリットとデメリットをバランスよく考慮することが重要です。吹き抜けのある住宅で快適な生活を実現するためには、慎重なプランニングと適切なメンテナンスが欠かせません。