仙台では省エネ住宅を建てよう!活用できる補助金・制度
2023/11/30
省エネ住宅とは、エネルギー資源を効率的に使用し、光熱費を節約する住宅です。仙台市では、ZEH補助金や太陽光発電の補助金など、省エネ住宅建設を支援する補助金が充実しています。省エネ住宅は、エネルギーコストを抑え、環境への負荷を減少させます。
省エネは政府も画期的に推し進めている
家づくりを考えている人にとって、光熱費などのランニングコストをいかに抑えるかは、非常に重要な課題です。省エネを意識した家づくりをすれば、月々の光熱費を大幅に節約することができます。
◇省エネの定義
省エネとは、石油や天然ガス、石炭などのエネルギー資源を無駄遣いすることなく、効率よく使うことです。
私たちが家庭で普段何気なく使っているエアコンや冷蔵庫、電気などはすべてエネルギー資源から生み出されています。自然環境を損なうことなくエネルギー資源を活用するために、省エネによってエネルギーを無駄なく使うことが大切です。
使っていない電気はすぐに消す、エアコンの設定温度を調節するなどといった工夫によって、家庭で省エネを実践すれば、光熱費を大幅に節約することも可能です。
◇ZEHとは
近ごろ 、ZEH(ゼッチ)という言葉をよく耳にするようになりました。ZEHというのは「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略です。住宅の省エネ機能を向上させることによって消費エネルギーを大幅に抑えられます。
温暖化の観点から政府も普及を推し進めており、数々の補助制度が導入されています。
◇仙台市では10種類近くの補助金・制度がある
仙台市の場合、新築を建てる際に検討できる省エネに関する補助金などの制度が10種類近くあり、省エネ住宅が非常に立てやすい環境にあります。いくつかの補助制度を組み合わせることもできますので、上手に活用してマイホーム作りに役立てましょう。
省エネの具体例を知ろう
家庭単位で省エネを実践するためには、節電を心掛けるだけではなく、家のつくりそのものに気を配る必要があります。同じ注文住宅でも、省エネに焦点を合わせたマイホームであれば、長年にわたって省エネの恩恵を受けることができ、経済的です。
◇高気密・高断熱
住まいを高気密・高断熱な作りにすることで、一年中部屋を快適な温度に保ちやすくなります。
各部屋で別々に必要以上の換気をするのではなくて、住宅全体で24時間、適度な計画換気を行うことによって室内の温度をコントロールしやすくなるため、冷暖房費を抑え、環境に負荷がかかりにくくなる効果を得ることができます。
それだけではなく、家の中の温度差が少ない住環境を整えることによって、高齢者の脳卒中などのリスクを予防することも可能です。
高気密・高断熱住宅の性能を向上させるために、天井と家の内側に断熱材を入れる「充填断熱」や、柱や梁の外側に断熱材を使用する「外張断熱」などの工法が用いられます。
◇太陽光発電
省エネ設備の代表的なものとして太陽光発電がありますが、仙台でも太陽光発電を取り入れた注文住宅が増えてきています。仙台市の平均日照時間は1799.4時間ですが、冬から春にかけては月別の日照量が全国平均を上回っています。
そのため、仙台市で太陽光発電を取り入れれば、冬場の太陽光をかなり活用できます。
太陽光パネルが標準装備されている注文住宅などもあるため、マイホームに取り入れて、省エネを推進すると良いでしょう。
仙台で省エネな注文住宅を建てる際に活用できる補助金・制度
ここでは、仙台で省エネなマイホームを建てる際に活用できる補助金についていくつか紹介します。
◇ZEH補助金
ZEH補助金は、政府が実施している制度です。ZEH補助金にはいくつかの種類がありますが、個人が受けられるのは「ZEH支援事業」と呼ばれるもので、ZEHの新築や購入にかかる費用が補助されます。
補助金額は住宅一戸あたり定額55万円となっており、ZEHの定義を満たしていることが交付要件のポイントです。
この他に、「次世代ZEH+実証事業」「次世代HEMS(ヘムス)実証事業」があり、いずれも新築住宅を建築する個人を対象として補助が行われます。前者の補助金額は一戸あたり100万円、後者は112万円です。
◇仙台市ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス普及促進補助金
太陽光発電を設置したい家庭が、無料で登録し、太陽光発電システムや蓄電池システムを通常よりも安く購入・設置できる制度です。
補助金額は購入・設置費用の5分の1(上限20万円)となっており、登録しても必ず設備を購入しなければならないというわけではありません。
◇スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金
住宅への省エネ・蓄エネ・創エネ設備導入や、改修を行う際の費用が補助される制度で、太陽光発電システムに関しては4万円の補助を受けることができます。仙台市では一般財団法人宮城県建築住宅センターが実施していますので、興味のある人は問い合わせてみることを推奨します。
省エネ改修でも改修部位・範囲によって2,000円~10万円の補助が下り、みやぎゼロエネルギー住宅に関しては一戸あたり32万円の補助金が出ます。また、太陽光発電システム(蓄エネ設備併設タイプ)の設置に対しても4万円の補助金が設定されています。
みやぎゼロエネルギー住宅というのは、ZEHの基準に加えてエネルギーの自家消費措置や断熱性能をさらに強化した住宅のことで、災害の際の停電時にも強いのが特徴です。
家を建てる際、ランニングコストを抑えるために省エネの家づくりが重要です。省エネは、エネルギー資源を無駄にせず、効率的に活用することを指します。電化製品の適切な使用や設定温度の調整など、家庭での省エネの実践が光熱費の大幅な節約につながります。
最近注目されているのがZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)で、省エネの住宅を建てることで消費エネルギーを大幅に削減できます。政府もZEHの普及を支持し、多くの補助制度が設けられています。
仙台市では、省エネ住宅を建てる際に活用できる補助金や制度が豊富にあり、省エネ住宅の建設が容易です。高気密・高断熱の住宅は、室内温度を快適に保つのに役立ち、冷暖房費を削減できます。また、仙台市の良好な日照条件を活かして太陽光発電を導入することも一般的です。
ZEH補助金や太陽光発電の補助金、スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金など、仙台市では省エネ住宅建設を支援する多くの補助金が提供されています。これらの制度を上手に活用すれば、省エネなマイホームを建てることができます。
省エネ住宅はエネルギーコストを削減し、環境にも優しい選択です。さらに、高齢者の健康リスクを軽減する効果もあります。補助金や制度を利用して、省エネ住宅建設を実現しましょう。