家を新築で建てる際の年収の目安とは?仙台の人気エリアも紹介
2023/12/20
宮城県での注文住宅は、全国平均と比べてコスト効率が良い点が特長です。建物の広さや予算に合わせて、無理のないプランを検討しましょう。また、住宅ローンの借入可能額は、返済負担率を考慮して決めます。金利も返済額に大きく影響するため、返済シミュレーションを行い、無理のない返済計画を立てることが大切です。
宮城県で注文住宅を建てる際の費用相場
宮城県の新築住宅建築費用は、全国平均と比べて抑えられています。坪数によっても差があるため、建物の広さや予算に合わせて検討することが重要です。
◇延床面積・建築費・坪単価・土地取得費
宮城県での注文住宅建築費用の相場を見てみましょう。延床面積は約131.5m²(39.8坪)で、建築費用は約3,385万円、坪単価は85万円です。全国平均と比較すると、宮城県の建築費用は抑えられています。
また、土地を含めた注文住宅の場合、延床面積は約115.0m²(34.8坪)、建築費用は約2,986万円、坪単価は85.8万円、土地取得費用は約1,176万円です。こちらも宮城県のほうが建築費用を抑えられており、土地取得費用も比較的低い傾向にあります。
宮城県における注文住宅の建築費用は、全国平均と比べてコスト効率がよいと言えるでしょう。建築プランを立てる際には、これらの相場を参考にすることで、予算内で理想の注文住宅を実現しやすくなります。
◇坪数別の建築費用の相場
宮城県における坪数別の注文住宅建築費用の相場をご紹介します。建築費用は、建物の広さに応じて坪単価を掛けた金額で計算されます。以下は、宮城県での建築費用の目安です。
・注文住宅のみの場合
20坪 約1,702万円
30坪 約2,553万円
40坪 約3,404万円
50坪 約4,405万円
60坪 約5,106万円
・土地付き注文住宅の場合
20坪 約1,716万円
30坪 約2,574万円
40坪 約3,432万円
50坪 約4,290万円
60坪 約5,148万円
宮城県は、建築費用が比較的リーズナブルです。特に広い敷地に建てる場合、建築費用において宮城県と全国平均との差が約500万円になることがあります。建物の広さや予算に応じて坪数別の建築費用を検討し、理想の注文住宅プランを立てる際の参考にしてください。
年収がいくらあれば住宅ローンを組めるのか
住宅ローンの借入可能額は、返済負担率を考慮して決めます。金利によって返済額は大きく変わるため、返済期間を踏まえてシミュレーションを行い、無理のない返済計画を立てることが重要です。
◇住宅ローンは年収の何倍?
住宅ローンの借入可能額は、一般的には年収の5〜6倍といわれていますが、これはあくまで目安です。実際には、金融機関が注目するのは返済負担率です。返済負担率とは、年収に対する年間のローン返済額の割合を示します。
返済負担率の計算方法は、年間のローン返済額を年収で割り、その結果を100倍することで求めます。一般的に金融機関では、返済負担率を30〜35%が上限とし、安全圏は20〜25%とされています。
例えば、年収400万円の場合、年間で120万〜140万円(月10〜11.6万円)の返済が安全とされます。したがって、住宅ローンの借入可能額は年収の何倍かというよりも、返済負担率を考慮して計画することが重要です。
◇金利によって返済額は変わる
住宅ローンの返済額は、金利の違いに大きく影響されます。金利が低いほど、月々の返済額が抑えられ、それに応じて多くの金額を借り入れできます。
具体的な例をあげると、同じ3,000万円の住宅ローンを35年間で返済する場合、金利が異なると以下のように返済額が変わります。
金利0.5%の場合 月々の返済約7万8千円、総返済額約3,271万円
金利1%の場合 月々の返済約8万5千円、総返済額約3,557万円
金利1.5%の場合 月々の返済約9万2千円、総返済額約3,858万円
このように、金利が低い場合は総返済額も抑えられます。現在は超低金利時代が続いていますが、金利は景気の動向によって変動するため、住宅ローンを組む際には金利に注意し、将来のリスクも検討することが非常に重要です。
◇返済期間を踏まえてシミュレーションしてみよう
住宅ローンを組む際には、返済期間を慎重に考慮し、シミュレーションを行うことが重要です。返済期間を長くすることで、月々の返済額を抑えられ、より多くの資金を借り入れできます。しかし、完済が定年を過ぎると、返済が苦しくなるリスクも考えられます。
一方で、返済期間を短くしすぎると、月々の返済額が高くなり、生活費に圧力がかかる可能性があります。そのため、返済期間と返済額のバランスを考慮しながら、自身や家計に合った適切な返済プランを立てることが必要です。
住宅ローンを組む前に、返済シミュレーションを行い、将来の返済計画をしっかりと立てることで、安心して住宅を購入できるでしょう。
仙台市が人気を集める3つのポイントとは?
仙台市は、通勤が便利で子育てがしやすい、商業施設が充実した魅力的な都市です。
◇通勤の利便性
住む場所を選ぶ際に、通勤の利便性は重要な要素のひとつです。仙台市では平均通勤時間が28.8分となっており短時間で通勤できます。通勤にかかる時間を考慮する際には「職場まで片道30分前後」を目安にすることがおすすめです。
◇子育てのしやすさ
子育てのしやすさは、住む場所を選ぶ際の重要な要素のひとつです。仙台市では2023年4月1日時点で、待機児童数が4年連続で減少傾向にあり、令和2年度からは47人減少しています。このデータからも、仙台市内での子育て環境が向上していることが分かります。
子育て家庭にとって待機児童の減少は好材料であり、地域の保育施設やサポート体制が整備されていることを示唆しています。このような環境が、子育てをサポートしやすい都市として仙台市を魅力的な選択肢として位置づけています。
◇商業施設が充実している
仙台市では、生活圏内に必要な商業施設が充実しており、快適な買い物環境が整っています。以下は、仙台市における商業施設の充実度です
スーパーマーケットやコンビニが豊富に点在し、日常の食品や生活必需品を手に入れるのが非常に便利です。また、複数のドラッグストアが市内に存在し、健康用品や薬品の調達も簡単です。
ホームセンターも近所にあるため、DIYや家庭用品の購入が容易です。さらに、複合商業施設も市内に点在しており、多種多様な商品を一度に手に入れることができる便利な場所として活用できます。
そして、レジャースポットや飲食店、娯楽施設も充実しており、多彩なエンターテイメントを楽しめます。
これらの要素が、仙台市の住民にとって快適な生活環境を提供し、市内での買い物や娯楽が便利で充実していることを示しています。
宮城県での注文住宅建築費用は、全国平均と比べて坪単価が安く、コスト効率が良いことが特徴です。そのため、建物の広さや予算に合わせて、無理のないプランを検討することが重要です。
住宅ローンの借入可能額は、年収に応じて計算されますが、実際には返済負担率が金融機関の審査に影響します。返済負担率は、年収に対する年間のローン返済額の割合を示します。
一般的に、金融機関では返済負担率を30〜35%が上限とし、安全圏は20〜25%とされています。
金利も返済額に大きな影響を与えます。金利が低いほど月々の返済額が抑えられ、多くの資金を借り入れできます。返済期間も検討し、自身や家計に合った適切な返済プランを立てることが必要です。
住宅ローンを組む際には、返済シミュレーションを行い、将来の返済計画をしっかりと立てることが大切です。