開放感のある注文住宅を建てるには?大開口窓を取り入れた建築事例
2024/05/29
注文住宅に大開口窓を設けると、空間の開放感が増し、家族が一体となる場が生まれます。外観と内装のデザイン性が向上し、庭やベランダへのアクセスがスムーズです。自然光が多く室内に入るため、昼間は照明の必要が少なく、エネルギーコストの削減にもつながります。
しかし、プライバシーや断熱性、耐震性の問題が発生する場合もあり、これらの問題に対処するための措置が必要です。
積水ハウスでは大開口窓を採用し、デザイン性と機能性を両立させた住宅を提供し、家の中でキャンプ気分を味わいたいというアウトドア好きな家族の希望を叶えました。
開放感のある注文住宅が欲しい!大開口窓の魅力
注文住宅に大開口窓を取り入れると、開放感のあるデザインとなり、家族の集う空間に一体感が生まれます。
◇広々とした開放感のある住まい
大開口窓があることでリビング空間は平面的な広がりを感じる開放感のある空間となります。外部の緑などの風景が切り取られたリビングは、室内にいても自然を感じられる温かな空間となるでしょう。
さらに大開口窓から自然光が室内に入り込むことで、日中は照明をつけなくても良いほど室内が明るく過ごすことが可能となります。
◇外観・内装のデザインの良さを演出
外観において大開口窓があると、外部との連続性が生まれてデザイン性が高まります。また内装においては、構造むき出し天井や屋根形状を活かした勾配天井などと組み合わせることでよりダイナミックな空間を演出することができます。
◇リビングと庭・ベランダの一体感を出せる
リビングから庭やベランダへと繋がる開口が大きいことで、壁などの仕切りのない一体感ある空間となります。視覚的な連続性だけでなく窓を開ければ一体のスペースとして活用できることから、大開口窓のあるリビングはホームパーティーやアウトドアを行う人にはおすすめの間取りと言えるでしょう。
大開口の窓を取り入れる際の懸念点とは
大開口窓は空間的な広がりを生み出し、デザイン性にも優れています。しかし採用する際には外部からの視線や耐震性、断熱性に注意をする必要があります。
◇立地場所によってはプライバシーの確保が難しくなる
大開口窓はリビングに外部の景色を取り込める反面、外部からも家の内部が見えてしまうのが大きなデメリットです。
特に人や車の多く行き交う通り沿いなど視線が気になる立地においては、大開口窓があることでプライバシーの確保が難しくなる可能性があるでしょう。
そのため大開口窓を採用する際には外部からの視線を遮るフェンスや植栽を設ける、窓ガラスをミラーガラスにして内部を見られないようにするといった工夫が必要です。
◇耐震性が低くなる可能性も
建物の構造は基本的に壁や柱などによって重さを支えています。しかし大開口窓を設置する部分には構造体を入れることができない分、他の部分への荷重負荷が大きくなってしまいます。
そのため大開口窓を設けても安全な耐震性を確保しているのか、建築許可によって正しく確認を行いましょう。
◇熱が逃げやすくなり断熱性の確保が難しい
窓や扉などの建具部分は断熱材が入れられないので、特に熱の出入りがしやすい部分です。冬場の冷え込みなどの原因となりやすいことから、大開口窓を設ける際には複層ガラスとすることで断熱効果が高まります。
さらに熱伝導率の低い樹脂製サッシとすることで気密性も向上し、大開口窓を設けても高い断熱性を期待することが可能となります。
積水ハウスで理想の注文住宅を建てる
盛岡で注文住宅を取り扱っている大手ハウスメーカー「積水ハウス」は、大開口窓を取り入れても快適でデザイン性の高い高品質な家づくりをしているのが特徴です。
◇広い窓でも安心の高い断熱性能の住まい
積水ハウスでは独自の超高断熱のサッシ・工法を採用することで高い断熱性能を実現しています。そのため大開口窓を設けても、夏の暑い日差しや冬の寒さの影響を受けづらく一年を通して快適な住空間を維持することが可能です。
◇個別対応が可能な邸別自由設計
積水ハウスの家づくりは設計士がオーナーそれぞれの暮らしに合わせたオリジナルプランを提案してくれるのが大きな魅力です。邸別自由設計では大開口窓を引き立たせた開放感ある間取りや、暮らしの雰囲気に合わせた内装などをプロの目線で提案しています。
◇豊富な建築実績を持つハウスメーカー
積水ハウスは全国展開する大手ハウスメーカーであり、豊富な建築実績を持っています。様々なオーナーの要望や敷地条件、予算条件の中で家づくりを行ってきた家づくりの高いノウハウを活かし、より理想に近い住まいとすることができるでしょう。
また大手であることから建物の構造などの安全性だけでなく、住んでからのアフターサービスについても充実しています。
積水ハウスの大開口窓を取り入れた建築事例
あるアウトドア好きの家族は、子どもの誕生を機に家を建てようと考えていました。キャプも趣味であったため、家の中でキャンプ気分を味わえるような間取りを希望します。また、土地の広さが限られていたため、大きく見える家にしたいという希望もありました。
そこで積水ハウスでは大開口の窓を採用し、空間の広がりを生かしたこだわりの住まいを実現します。
◇開放的で快適な大開口
極寒の北海道にある住宅では、大開口窓に加えて吹き抜けを採用し、縦にも横にも空間の広がりを持たせています。また、廊下をなくし、壁や仕切りを減らして家全体を大きなテントのように仕立てました。
一般的に1階と2階が繋がっている間取りでは快適な温度を保ちづらくなりますが、積水ハウスの高気密、高断熱な仕様では冬の寒さを感じることはありません。実際に夏でもエアコンをほとんど使わずに済んでいるとのことです。
◇趣味を楽しめる土間
この家の玄関は、天井までの高さを活かした収納スペースが特徴で、キャンプ用品などが収納できるように設計されています。土間には、アウトドアに便利な折りたたみ式のチェアやテーブルが置かれ、壁付けの照明がキャンプサイトのような雰囲気を演出しています。
また、勝手口はバーベキュースペースへと続いており、玄関から勝手口まで土足で移動できるようにしました。大人数のバーベキューを開催した際も、食材や料理の運搬がスムーズだったとのことです。
注文住宅に大開口窓を導入することで、部屋には自然な光が溢れ、広々とした開放感が増します。これにより、家族が集まる空間に一体感が生まれ、内外の境界がほとんど感じられなくなります。
また、大開口窓からの景色は室内装飾の一部となり、自然とのつながりを強化しながら、デザインの美しさを引き立てます。庭やベランダへの移動もスムーズになるため、屋外との一体感を楽しむことができます。
しかし、大開口窓はプライバシーの保護、断熱性、耐震性に課題を抱えがちです。これらの問題に対応するためには、プライバシー保護のための工夫や、耐震・断熱性能を高める建材なども取り入れる必要があります。
積水ハウスの事例では大開口窓を使い、広々としたリビングから自然を一望できるようにしつつ、キャンプをテーマにした家の設計により、日常でアウトドア気分を味わえるよう工夫されています。家全体が開放的でありながらも、高い断熱性と耐震性を備えており、四季を通じて居心地の良い環境を実現しました。