後悔しない家づくりのポイントとは?岩手の建築事例を紹介
2024/03/22
岩手県は自然と農業・漁業が盛んな観光地です。内陸部は雪深く、沿岸部は穏やかですが、寒流の影響で冷害が起こりやすいです。注文住宅では結露や寒さ、冷暖房効率が課題ですが、高気密高断熱住宅が解決策です。日沼工務店の建築事例では、機能性と美しさを兼ね備えた住まいが提案されています。
岩手はどんな場所?気候の特徴を紹介
岩手県は北海道に次ぐ広大な自然が特徴の地域です。農業や漁業が盛んで、観光地としても知られます。気候は、内陸部は雪深く、沿岸部は穏やかです。ただし、寒流の影響で冷害が起こりやすい傾向があります。
◇岩手県とは
岩手県は、面積は約1,527,501㎢で、東北地方では一番の広さを誇ります。全国でも北海道に次いで2番目に大きい県です。県土の7割は森林で、無人の離島が280以上あります。県の総人口は1,212,201人で、中でも県庁所在地の盛岡市、奥州市、一関市が多くの人口を占める3市です。
岩手県は自然が豊富な地域で、米や畜産、林業に加えて、アワビとリンドウの生産が全国1位を誇ります。また現在は恵まれた自然環境に頼った産業だけでなく、ものづくり産業にも力を入れており、中小企業の誘致にも積極的です。観光においては、盛岡城跡や重要文化財の岩手銀行(旧盛岡銀行)があることで知られています。
◇岩手の気候
岩手県の内陸部は、ほとんどが山岳丘陵地帯です。西側には秋田県との県境に奥羽山脈がそびえ、これと平行して東部には北上高地が広がっています。その間を北上川が南に流れ、その流域には広大な平野が広がっているのが特徴です。
沿岸部では、宮古市より北に位置する地域は、典型的な隆起海岸であり、海食崖や海岸段丘が形成されています。特に、8キロメートルにわたって高さ200メートルの断崖が連なる田野畑村の北山崎の景観は見物です。一方、宮古市より南側の沿岸部は、北上高地の一部が沈降して形成された代表的なリアス式海岸で、異なる景観を見せています。
また、この沿岸域は世界でも有数の三陸漁場であり、優れた漁港や港湾が整備されていることでも有名です。
岩手県の気候は、その地理的条件によって大きく影響を受けています。奥羽山脈沿いの地域は、冬は日本海側特有の雪深い気候であり、北上高地は高原性や盆地性の気候ですが、北上川沿いの平野部は、冬は寒さが厳しく、夏は内陸性の暑さが特徴です。沿岸部は海洋性の気候ですが、宮古市より北では寒流の影響で気温が低く、冷害などの気象災害が比較的頻繁に発生します。
注文住宅を建ててから後悔したことは?
結露は樹脂製のサッシを使うことで防げます。北向きの大きな窓や屋根断熱は部屋を冷やします。また、吹き抜けは冷暖房効率を悪化させ、寒さを感じやすくします。対策としては、空気の循環やカーテンの使用が必要です。
◇結露
まず挙げられるのは、寝室の窓の結露です。断熱性が低いサッシでは、ガラスが冷えやすくなり、結露が生じやすくなります。結露が起きると、窓枠にカビが生えて見た目が損なわれます。樹脂製のサッシを使用することで結露を防げるようになります。
◇寒さ
寒さ対策の失敗は住宅建設後に後悔の元になります。最高レベルの断熱性を使っても、北向きの大きな窓は部屋を冷えやすくします。また、屋根断熱をしても、寝室の天井と屋根の間にできる広い空間に冷気がたまり、それが寝室に降りてくることがあり、寒さの原因となります。
◇冷暖房効率が悪い
冷暖房の効率が悪いと、寒さを感じることになります。特に、吹き抜けを設置すると空間が広くなり、それに伴って冷暖房の効率も悪化します。吹き抜けを取り入れたい場合は、空気の循環を考慮したり、カーテンを使用したりして対策を講じる必要があります。
後悔しない家づくりのポイント
高気密高断熱住宅は、快適な温度環境を維持し、光熱費節約や健康リスクの低減に役立ちます。遮音性も高く、窓の性能向上が重要です。Low-Eガラスやトリプルガラス、樹脂サッシが推奨されます。
◇断熱性・気密性
高気密高断熱住宅は、室内の空気を外部に漏らさないように設計されています。この特性により、冷暖房の冷気や暖気が外部に逃げにくくなり、快適な温度が維持できます。光熱費節約や省エネになることもメリットとして挙げられる上に、急激な温度変化によって血圧や脈拍に影響を及ぼすヒートショックのリスクも抑えられます。
また遮音性の高さも魅力の1つで、室内の音も漏れにくく、屋外の騒音も気になりません。さらにシックハウスやハウスダストによる健康被害や温度差による結露を防ぐのに加え、住宅ローンを利用した場合に減税になるという大きなメリットもあります。
◇窓の性能に注目
多くのメリットがある高気密高断熱住宅を実現するには、窓・サッシの性能が重要です。窓は家の中で一番熱が出入りする場所のため、断熱性の高いLow-Eガラスが採用されたペアガラス(2枚のガラス)が一般的に推奨されます。一方、一部の地域ではより熱を伝えにくくするトリプルガラスが採用されることもあり、サッシはアルミに比べて熱伝導率が低い樹脂が推奨されます。
日沼工務店の家づくり!建築事例を紹介
高性能住宅を提供する日沼工務店では、多くのこだわりを取り入れた住宅づくりができます。ここでは3件の建築事例をもとに、日沼工務店が具体的にどのような家づくりに取り組んでいるのかを紹介します。
◇機能性と美しさを兼ね備えたモダンな住まい
開放感ある吹抜にこだわった住宅です。広々とした吹抜は、階段を含めて約8.5帖の広さで、上下に広がるリビング空間は、快適そのものです。視覚的な効果により、LDKは実際の広さ以上のゆとりを感じさせます。
室内は、白×黒・グレーのモダンな色使いが特徴です。また、洗面所と洗濯・脱衣の場を分け、広く使いやすくした工夫や、ウォークインクローゼットなどの大型収納も設けられており、機能性も重視されています。
◇陽光溢れる広々LDKの開放的な住まい
この住宅では、吹抜のあるLDKが広さ18.1帖あります。大きな窓からは陽光が差し込み、日差しと開放感を存分に味わえる空間です。リビングの上部は約7帖の吹抜であり、2階ホールまで空間が続き、家族の存在を常に感じられます。
階段は白と黒の組み合わせでスタイリッシュであり、アイアンとガラスを使った手すりは空間にアクセントを与えながらも、開放感を損ないません。
LDKは白を基調にしたモダンなデザインです。さらに、リビングにイタリア製の鏡面仕上げのハイドアを採用するなど、ワンランク上のオプションを追求しています。美しい光沢と厚みのあるドアは、高級感あふれる空間を演出します。
暮らしやすさにも配慮し、回遊式動線を採用し、LDKや水回りをスムーズにつなげる工夫や、広々とした洗面・脱衣・ランドリースペースを備えています。さらに、寝室にはウォークインクローゼットやスタディルームも付いているのが特徴です。
◇木目の優しさが溢れるプライベート空間の住宅
外観や室内に木目を活かすことで、自然の風合いや優しさが際立ち、住まいの魅力を格段にアップさせました。濃い色のシックさとナチュラルさのバランスが絶妙で、約20帖もあるLDKはゆったりとした広々とした空間です。
木目が特徴的な空間には、大きなソファやキッチンのカラーが映え、無垢フローリングの質感には自然素材の温もりが感じられます。
またこの住宅は、色やデザインのこだわりはLDKだけに留まらず、パウダールームやトイレなどのプライベートな場所にも見られる住宅です。お洒落でカッコいい印象に加えて、日々の生活を考えた家事動線にも徹底的にこだわっています。
岩手県は広大な自然と豊かな農業・漁業が特徴の地域であり、観光地としても知られています。気候は内陸部が雪深く、沿岸部は穏やかですが、寒流の影響で冷害が起こりやすい傾向があります。
また、県は面積1,527,501㎢で、日本で2番目に大きいです。この自然環境に恵まれ、産業振興や観光に注力されています。
一方で、結露や寒さ、冷暖房効率の問題は注文住宅で後悔する要因となります。そのため、高気密高断熱住宅が快適な生活を実現し、窓の性能向上が重要です。
日沼工務店の建築事例では、機能性と美しさを兼ね備えたモダンな住まいや木目の優しさが溢れるプライベート空間の住宅が紹介されています。