盛岡で建てる理想の注文住宅!注文住宅の価格の違いとコストダウンのポイント
2023/09/26
岩手県盛岡市は自然に恵まれているだけでなく、注文住宅の建築費用も全国平均と比較して安いです。そのため費用を抑えてマイホームを建てられます。
盛岡市は子育て支援が充実していると評判です。「もりおか子育てねっと」など盛岡市独自の子育て政策もあり、育児中のパパママにも優しい地域です。
何かとお金のかかる育児世代にとって当地域は魅力的な場所かもしれません。
それでも、予算がオーバーしてしまう場合は、設計、デザイン、使う建材を変更すれば、建築コストを抑えることが可能です。
盛岡はどんな所?充実の子育て支援
岩手県の県庁所在地である盛岡は内陸部に位置し、岩手山、駒ヶ岳、早池峰山などの美しい山々が景観を彩っています。雫石川、北上川、中津川といった一級河川も流れている、大変自然に恵まれた地域です。こちらでは、盛岡がどんな所か、さらに詳しくご紹介いたします。
◇子育て支援が充実している
盛岡市は、子育て支援が充実している地域です。盛岡市で利用できる子育て支援には、次のようなものがあります。
・子育て世帯応援プロジェクト
保育施設や放課後児童クラブにかかる保育料、給食費などを軽減するのが目的で、年収がおおよそ500万円未満の世帯が利用できる制度です。対象は第2子以降の子どもで、0歳児から支援を受けられます。
・もりおか子育て応援パスポート事業
応援パスポートを提示すると、協賛企業や店舗にて、割引や飲み物のサービスが受けられます。対象は18歳未満の子どもがいる世帯と、母子手帳の発行を受けた妊婦がいる家庭です。パスポートは、カード型とモバイル型のふたつから選べます。
◇土地の坪単価が安い
盛岡の土地の平均坪単価は22万3,076円です。東京23区の土地の平均坪単価が約212万円なので、かなり安いことが分かります。ただし、盛岡市内でも、エリアによって価格が大きく異なるため、注文住宅を建てる場合は事前に調査が必要です。
一般的に、駅や繁華街から距離があればあるほど土地価格は安くなります。注文住宅を建てるなら、予算に合わせて利便性を考慮しながらエリアを検討すると、理想の住まいを建てやすいでしょう。
◇エリアによって特徴が異なる
盛岡市内の主なエリアと、それぞれの特徴は次のとおりです。
・盛岡駅周辺
盛岡駅周辺は人気のエリアで、特に坪単価が高い場所です。盛岡駅の近くにある大通り周辺は、商店街があり商業施設も充実しているため、盛岡駅前同様に、地価が高くなっています。
・中ノ橋通り周辺
地元の人が通う、個性的な飲食店が多いエリアです。歴史ある商店街が広がり、バスセンターがあります。
・上田地区
駅からは少し離れた学生街で、学生向きの飲食店やお店が多く存在するエリアです。
・青山・緑ヶ丘地区
閑静な住宅街で、桜の名所でもある高松の池も近くにあり、緑に恵まれています。ただし、生活利便施設が充実していないため、不便を感じる方もいるでしょう。
・松園地区
緑ヶ丘よりもさらに奥にあるエリアです。かつては住宅地として知られていましたが、現在は高齢化が進み活気があまりありません。
・盛岡南地区
一昔前までは田園地域でしたが、現在は、大型量販店やショッピングモールが建ち並び、住宅地が広がる生活しやすいエリアになっています。
盛岡(岩手県)の注文住宅の相場は?注文住宅の価格の違い
注文住宅の価格は地域によって異なり、価格によって住まいの機能性やグレードも違ってくるものです。こちらでは、盛岡(岩手県)の注文住宅の相場と、注文住宅の価格別の特徴についてご説明いたします。
◇盛岡(岩手県)の注文住宅の相場
2021年度における住宅金融支援機構調査によると、全国平均の注文住宅建設費は約3,572万円です。約3,534万円だった2020年度よりも、約38万円上昇しています。
一方、盛岡(岩手県)の注文住宅建設費の平均額は、2021年度および2020年度ともに3,251万円で変化がないことが分かります。全国平均だけを比較しても、盛岡では約321万円も安く住まいを建てることが可能です。
土地付きの注文住宅の場合、盛岡(岩手県)の2021年度の平均金額は約3,595万円で、その内訳は土地代が約760万円、注文住宅建設費が約2,835万円です。全国平均の約4,455万円なので、土地付きの場合は約859万円も安く建てられることが分かります。
◇価格別の住まいの特徴
価格別の住まいの特徴は、次のとおりです。
・1000万円台
予算を抑えたシンプルな外観と間取りが特徴で、コスパのよい建材が使われています。
・2000万円台
予算的に希望を実現できる余裕があり、内装や設備のグレードを上げることが可能です。
・3000万円台
素材や建材のグレードを上げるだけでなく、空間や設備のサイズを広くできます。
・4000万円以上
これだけの予算があれば、デザイン性と住まいの機能性を十分に高めることが可能です。快適で安全を確保した、こだわりのある住まいが実現できます。
注文住宅の価格を下げるには?予算オーバーを防ぐポイント
住宅ローンの返済が滞らないような返済計画を立てることは重要です。将来マイホームを手放さなくてはならなくため、予算にあった家づくりを考えましょう。工夫次第では注文住宅の価格を下げることが可能ですが、予算を優先しすぎると、住まいの快適性を保つことが難しくなります。こちらでは、予算オーバーを防ぐポイントと、盛岡でコストを抑える際の注意点を解説いたします。
◇予算オーバーを抑えるポイント
・キューブ型の間取りにする
間取りの外周は、建築費用する要因のひとつです。同じ面積でも、キューブ型のほうが外周は少なくなりコストを抑えられます。
・基礎の面積を狭くする
基礎面積が広くなるほど、建築費用が高くなる傾向が強いです。つまり、平屋と二階建てを比較すると、二階建てのほうが基礎面積は狭く、建築費用が安くなります。
・FIX窓を採用する
FIX窓は開閉できない窓のことで、通常の窓よりコストがかかりません。不要な窓を設置しないことで、断熱性能を高められ光熱費も抑えられます。
・ベランダを作らない
洗濯物の干し場として重宝するベランダですが、設置するのに費用がかかるだけでなく、定期的なメンテナンスが必要です。ベランダをなくすことで、かなりのコストを削減できます。
・和室をつくらない
和室は洋室と比較すると、建設費用は和室のほうが高くなるのが通常です。畳や障子は定期的に張り替えも必要なため、コストを抑えたい方には向きません。
・水廻りをワンフロアにまとめる
二階建ての場合、トイレ、バスルーム、キッチンといった水回りを異なるフロアに設置すると、配管工事が増えます。ワンフロアに集約することで、工事費用を削減することが可能です。
◇盛岡で建築コストを抑える際の注意点
住まいの機能性を高めるためには、コストがかかります。しかし、自然災害が多く、冬の寒さが厳しい盛岡で、機能性を下げてまでコストを削減するのは賢明とはいえないでしょう。盛岡で安全な住まいを実現させるためには、断熱性、気密性、耐震性などを高めておくことが重要です。
■まとめ
盛岡は、美しい山や川がある自然に恵まれた場所で、子育て世帯応援プロジェクトや子育て応援パスポート事業があり、子育てをする環境が整っています。
注文住宅は、採用する建材やデザインで建築費用が左右されるため、工夫をすればコストダウンを図ることが可能です。具体的な方法としては、キューブ型の間取りにする、基礎面積を縮小する、FIX窓を採用する、ベランダや和室を作らないなどがあります。
しかし、寒冷地であるため、住まいの安全性と快適性は保てるように注意が必要です。盛岡の気候にあった高性能住宅を提案している工務店も多いです。費用を抑えて、盛岡に適した機能性の高い住まいを建てたい方は、一度相談してみることをおすすめします。