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住まいナビ【東北編】

秋田県で注文住宅を建てるなら積雪対策になる三角屋根

2024/06/28

画像出典:フォトAC

三角屋根は日本の住宅で一般的で、地面に向かって傾斜した二等辺三角形の屋根です。可愛らしく家庭的な雰囲気を演出し、約4割の新築住宅で採用されています。三角屋根は勾配があるため雪が落ちやすく、除雪が簡単で、太陽光パネルの設置に適しています。

秋田県に引っ越してくる人が増えている

近年大都市から地方へ移住する人が増えています。秋田県も例外ではなく、県外からの転入者総数が増加傾向にあります。秋田県人口移動理由実態調査報告書によると、その多くの理由は仕事関連でした。

出典元:2023(令和5)年 秋田県人口移動理由実態調査報告書

◇秋田県に移動してくる人は約12,000人

秋田県に移動してくる人の人数は、秋田県人口移動理由実態調査報告書から把握できます。2023(令和5)年の報告書によると、2022年10月~2023年9月までの1年間の県外転入者総数は12,294人でした。2020年の報告書での県外転入者総数は11,899人だったため、秋田県に移動してくる人は増加しているといえます。

◇仕事で移動してくる人が多い

県外からの転入者 12,294 人のうちの 4,227 人(34.4%)から得た回答によると、県外転入の主な理由は回答の多い順に、「転勤」23.9%、「転職・就職」22.4%、「退職・同居」17.2%でした。この結果から、秋田に移動してくる人の理由の多くは、仕事によるものであることが分かります。

秋田県で注文住宅を建てる際の注意点

安全で快適な住まいを実現するためには、土地選びと気候にあった住まい設計が重要です。秋田で注文住宅を建てる際は、地域のリスクを把握するためにハザードマップを確認し、大雪を想定したスペースの確保や準備も必要になります。

◇ハザードマップで確認しておく

近年、日本全国で大雨による洪水などの自然災害が発生しておりますが、秋田も2023年に記録的な大雨に見舞われ、浸水被害が発生しました。そのため、ハザードマップを活用して、事前に河川の氾濫、津波、土砂災害などに関する情報を確認することが大切です。

ハザードマップは、国土交通省のハザードマップポータルサイトで確認できます。ハザードマップには浸水の深さや過去の冠水経験などが記載されていますので、特に浸水エリアに関する情報は注意深く確認しておきましょう。

◇雪への注意も必要

秋田県で注文住宅を建てる際は、大雪に備えた準備や雪対策も行わなくてはいけません。例えば、積雪の多い秋田県では、除雪した雪を寄せるスペース、除雪道具や交換用のタイヤを保管するスペースなども必要です。

交通渋滞により、通勤時間が3倍以上かかることもあるため、土地選びにおいて交通のアクセスも重要なポイントになります。また、広い土地は除雪作業がより広範囲に及び、管理しきれなくなる可能性があるため注意が必要です。

秋田の注文住宅は三角屋根にしよう!

三角屋根に雪が積もっている画像

画像出典:フォトAC

三角屋根は日本の住宅でよくみられる形状で、地面に向かって傾斜した二等辺三角形の屋根です。切妻屋根とも呼ばれ、かわいらしい印象と家庭的な雰囲気を演出できるため、約4割の新築住宅で採用されています。

対して、寄棟屋根は雨漏りのリスクがあり、片流れ屋根は雨や雪に弱いのが特徴です。

◇三角屋根とは?

三角屋根は、地面に向かって傾斜したふたつの面で形成される三角形の屋根で、日本の住宅によくみられます。切妻屋根とも呼ばれ、二等辺三角形に似た形状が一般的です。

近年の日本では片流れ屋根が人気を集めていますが、それでも約4割以上の新築住宅で三角屋根の形状が採用されています。

三角屋根が広く採用されている理由としては、かわいらしい印象で、家庭的で落ち着いた雰囲気を演出できる点が挙げられます。世界的にも、おとぎ話に登場する家が三角屋根で描かれることが多く、その象徴性も人気の理由です。

◇その他の屋根のデメリット

日本の屋根には複数の種類があり、三角屋根以外でよく知られているのは、寄棟屋根と片流れ屋根です。寄棟屋根は正面側と背面側が台形なのが特徴で、雨漏りがしやすいデメリットがあります。

片流れ屋根は屋根を1枚でかけてしまう形状で、雨や雪の影響を受けやすく、通常の屋根よりも頻繁にメンテナンスが必要です。

三角屋根にするメリット

三角屋根のメリットとしては、勾配があるため雪が落下しやすく、雪が両側の地面に集まるため除雪がしやすい点が挙げられます。屋根の形状が太陽光発電の設置に適していて、太陽パネルが設置しやすいのも利点です。

◇積雪対策になる

屋根に高く積もった雪は、その重さが建物に負担を与えるだけでなく、落下して大事故を招く可能性もあります。勾配のある三角屋根は、雪が降っても落下しやすいため、屋根に積もりにくいのが特徴です。

屋根に積もった雪は、両側の地面の2箇所へ集まるため、除雪が楽になります。屋根からの雪の落下のコントロールもしやすく、事前に落雪による被害に対する対策が講じやすいのもメリットです。

◇太陽パネルが設置しやすい

太陽光発電は、光熱費削減の効果があり人気があります。しかし、太陽パネルはどんな屋根にも設置できるわけではなく、屋根には設置しやすいタイプと設置しづらいタイプがあります。当然のことながら、屋根に十分なスペースがなければ、太陽パネルは設置できません。

三角屋根は、屋根の切り替えが接合部分だけで、広いスペースがあるため、太陽光パネルを設置しやすいタイプです。後付すると費用が高くなります。注文住宅を建てる際に設置すると工事費用を抑えられ、住宅ローンに組み込める利点もあります。


近年、秋田県への移住者が増加しており、主な理由は仕事関連です。2022年から2023年にかけて県外から12,294人が転入し、そのうち多くが転勤や転職を理由にしています。秋田での住宅建設には、土地選びと気候対応が重要で、ハザードマップで自然災害のリスクを確認し、大雪対策も必要です。

また、三角屋根は雪が落ちやすく除雪が簡単で、太陽光パネルを設置しやすい点が利点です。ただし、建築費用が高くなることも考慮が必要です。

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